トップ

安心レポート

Sunmedical Safety Report

冬季における特性

【アキュスコープ80L、マイオパルス75L】

アキュスコープ80L、マイオパルス75Lにおいて、冬季の早朝(気温が低い場合)には、稀に以下のような症状が出ることがあります。
これは、機器内部に使用している電子部品の特性によるもので故障ではありません。適切な室内温度を保っていただくことで、症状は消失しますので安心してご使用下さい。 もし、症状が5~6分以上続く場合は、弊社担当までご相談下さい。


電源スイッチをONにした時に
ローバッテリーの警告音が発生し続ける

【症状】
周囲温度が極端に低い場所(概ね5℃以下)に置いていた機器の電源を入れた際に、バッテリーの電圧が低いとローバッテリーの検知回路が働いて、ローバッテリー警告音が発生してしまうことがあります。

【原因】
アキュスコープ80L、マイオパルス75Lにはパワーサーミスタという電子部品が取付けてあり、これには、電源投入時に流れる大きな電流を抑えて、電源スイッチの接点を保護する役目があります。このパワーサーミスタは、電源投入前は『抵抗値』を持っていますが、電源投入後は自己熱により、抵抗値が『0Ω』になるためです。

【対策】
パワーサーミスタの温度が適正温度(基準温度:25℃)に近づけば消失しますので、しばらく(1分程度)電源を入れたままにしておくか、室内を通常の使用環境温度(20~30℃)にし、治療器を30分~1時間程度放置して下さい。

【パワーサーミスタの温度特性グラフ】 (横:温度/縦:抵抗値)

マイオパルス75Lの『0.5Hz』において
作動音が通常より遅く感じる

【症状】
マイオパルス75Lは、機器の周囲温度が低い(概ね10℃以下)場合には作動音が遅く感じられることがあります。マイオパルス75Lは、周囲温度の影響を受けやすく、特に『0.5Hz』においてその影響が顕著に現れます。

【原因】
内部の電子部品の特性により、わずかですが、作動周波数が変化しているため、発生してしまいます。
※当社では、出荷前の点検で通常使用される室内温度(25℃)を基準として作動周波数を最適な状態に設定しています。



【対策】
室内温度を『20~25℃』程度に保っていただくことで正常な作動音となります。 冬季は患者様が来院される前に、『20~25℃』程度になるよう室内温度を調整ください。

※作動音が遅くなっている場合であっても、通電、安全性には問題がありませんので、安心してご使用下さい。